2019年8月20日火曜日

読了メモ「押絵と旅する男」江戸川乱歩



読了。

いやはや、2ヶ月少々ぶりの更新でしょうかw

しかも、超短編です。
2年ほど前に、江戸川乱歩の本を紹介した時
読みたかったと言っていた物語に
やっとこさたどりつきました。
そんな苦労もなかったのですけどね。

「屋根裏の散歩者(既読)」というタイトルの
文庫の短編集に入っていました。
ずっと寝かせていたのですが、
とあるきっかけがあって、俄然読み始めることに。
何回読んだろう。。。


相変わらず、不思議な世界観。
今回のお話は強いて言えば御伽話っぽい。
舞台が浅草の観音堂の裏だったりして
通称「ダメ人間」が集う向こう側に
江戸川乱歩の世界があったんだなんて思うと
それもなんだかくすぐられます。

お話は、押絵が生まれた秘話です。
お宅に古い双眼鏡とかってありますか?
逆さに覗いちゃだめですよ。
二度と元の世界に戻れませんから。


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押絵と旅する男〜「屋根裏の散歩者」より
江戸川乱歩
春陽堂 1993年