2024年は、こちらにもアップします。

2014年7月29日火曜日

フイルムカメラで撮ったトマト

久しぶりに写真をアップ
現像にまとめて出してたフイルムがあがってきたのですよ。

ここんところデジタルのミラーレスの出番はすっかりありません。
確かに、ピンやら絞りやらが合ってなくてボツ写真が多いけど。
特にピントがね。マニュアルフォーカスはきつい。目がしょぼしょぼ。

でも、できあがった写真みると、なんかいいんですよね。
エッヂが効いてないというか、シャープじゃなくて
シャキンとしてないところが。
で、フイルムの性質なのか、ほんのり全体に赤みがかかってる。

そりゃ、すぐに再生できないので、イベントやパーティで
みんなで撮り合ったりする時にはデジタルの方がいいでしょう。

特に急ぐ必要ないなら、フイルムでいこうかな。


Tomato

2014年7月28日月曜日

夏と花火と私の死体

暑い夏になったら読もうと思ってたホラーもの2編。
かなり冷えます。エアコン不要。

著者が高校生の時に書いたデビュー作「夏と花火と私の死体」は、
恐さもあるけど、ハラハラドキドキ感がかつてないほど。
登場人物の走り出す足音が聞こえてきそう。語り手の設定も新鮮。

二つ目の「優 子」の方が恐い。
読んで浮かんでくる情景におびえてしまい、
思わず本を閉じてしまいたくなる。

なんてったって、人形が苦手なんです。わたくし....。

2014年7月27日日曜日

久しぶりにライブ

ほぼ1年ぶりに、りんごんごのライブがあり
毎度のなんちゃってベースを演ってきました。

にしても、暑かった....。真っ昼間だったので。
室内で熱中症にかかるのではと本気で思った。
幸い大事にはならなかったけど、シャツは汗でびっちょり。

で、リハの時は音が出たのですが、本番ではアンプの接触がうまくなく
結局、持参してったTHR-10で音出し。

終ったのは15時半過ぎ。
その後は、すぐ近くの中華料理屋で打ち上げ。
かなり飲んで食べたけど、安くあがって
終ったのも21時近く。5時間飲んでたことになるw

会場に来ていただいた皆さん、差し入れもたくさんいただきました。
どうもありがとうございました。

そして、ZACKYさん、うどんさん、すみすさん ありがとう!

またいつかわからないけど、次にやる機会あるかな......。





2014年7月26日土曜日

黒澤明 宮崎駿 北野武―日本の三人の演出家

黒澤 明1編、宮崎 駿2編、北野 武2編のロングインタビュー集。
聞き手は渋谷陽一。

1990年代前半、黒澤明は、遺作となった「まあだだよ」、
宮崎 駿は「魔女の宅急便」と「紅の豚」、
北野 武は「あの夏、いちばん静かな海。」と「ソナチネ」を出した頃の話。

核や戦争の話、若い映画人への叱咤、実は自分のことを映画化したこと、
都会のつまらなさ、人生の表と裏、そして暴力と死。
映画や作品の話を通じて3人の表現者の深い思考を生の言葉で読むことができる。

インタビューは聞き手も大変難しいと思う。
聞き手本人も書いていたが確かに黒澤 明の時は、
地に足がついていない感じがした。

読み終えて、黒澤 明の「八月の狂詩曲」を観たくなった。

2014年7月23日水曜日

金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲

京極夏彦、有栖川有栖、小川勝己、北森 鴻、栗本 薫、
柴田よしき、菅 浩江、服部まゆみ、赤川 次郎による
金田一耕助にまつわるアンソロジー。

パロディあり、本格的短編あり、等々力警部や横溝正史がでてくるのもある。
いずれも様々なオマージュがちりばめられてるので、それを楽しむためにも、
やっぱり有名な本物の作品をいくつか読んどいた方がいいですね。
面白さが全然違うし、それぞれの作者の個性の違いを
更に楽しむことができると思う。
手っ取り早く映画をレンタルして観てから本書を読むでもOKかと。

最後のは赤川次郎だったんだけど、相変わらずな感じでしたw。

2014年7月21日月曜日

ウェディング パーティー

久しく昨夜のような感覚を忘れていたかもしれない。

明るい朗らかな二人が新しい人生を始めるスタートの日に
一緒の場にいることができてとても嬉しかった。

祝福しているみんなの笑顔も素敵でしたね。

2014年7月19日土曜日

New Orleans

久しぶりに、鵠沼のIVY HOUSE へ。

今回の上映は、サッチモが本人役で出演している
「ニューオリンズ」

いつの時代も、新しいもの、前例のないものに対する
偏見や思い込みってのはありますね。
世間体やしがらみから一歩踏み出すと、
素敵な世界が広がっている。
なんだ、こんな素晴らしいのに、なんで今まで.....。

映画の中でずっと流れるJAZZ。
なかでもサッチモのコルネットとビリーホリデーの歌声の

Do You Know What It Means To Miss New Orleans

が、とってもいい雰囲気。

この後、JAZZに目覚めた主人公が
この曲を何度も歌うので、ばっちり脳内巡ります。




恋愛論


恋愛論

この人はちょっと違う世界にいる。
挿入されてる写真の空気感も。
愛する女性をじっと見つめている感じが伝わってきて、
同時に見つめられている感じも伝わってくる。
女性はいつも先を見ていて、
男はほんの少しだけ前の過去を見て生きているような印象。

冒頭の扉は、有名な宵待草の詩から始まる。
抒情詩、恋愛論、旅中備忘録の3部構成だが、
断然に抒情詩の編がいいと思う。



2014年7月16日水曜日

I Love You

著者 : 伊坂幸太郎
祥伝社
発売日 : 2005-07
伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司、
中田永一、中村 航、本多孝好の
6人の作家によるラブストーリー集。

やっぱりお決まりなのかなぁと思うのは、
高校生や大学生の頃の恋の話を、
少し大人になって回想する型。
あの頃の勢いやすれ違いを想いながら、
今の目の前には当の本人がいたり。

そんな中で、ちょっと毛色がちがったのは最後の2編かな。
彼女との絡みはあまり出てこなくて、
一見ラブストーリーっぽくないんだけど、
しっかり彼の心の中には彼女がいるってのがわかる。

そして最後のは、ちょっとグッときちゃったです。
香水のくだりで。。。。 


2014年7月11日金曜日

戦争における「人殺し」の心理学

読後感をひとことで言えば、
「なんて人間は愚かなんだ」とでもなろうか。
戦争はあらゆるものが失われる一方で、
不幸にも戦場に向かった兵士の心には一生涯拭いきれぬ深い傷が残る。
軍の規律、連帯、大義、恐怖、
強烈な対人殺人の強制下でも、兵士は本当は人を殺したくないのだ。
戦場で敵と相対した緊迫した状況でさえ
銃の照準を外す兵士が多かったことが示される。
人はなぜ人を殺すのかよりも、なぜ人は人を殺さないのか。
という問いを著者は提示する。
また、そんな兵士のズタズタになった精神を癒す措置に今更ながら気づき、
それがなされなかった事例は本当に心が痛む。

なお、本書には、思わず目をそらすような記述も一部出てくるので
読まれる方は注意が必要です。



2014年7月6日日曜日

骨董祭でカバン


鎌倉骨董祭が朝の9時からあって
特に期待もせずに行ってきました。

で、ある一品が気になって覗き込んでいたら
おばちゃんから値段の提示が。。。。

その値段を聞いてふふ〜んと
こっちのそそる気をあまり見せないで
一旦、その場を離れ、
30分くらいしてまた覗いて
安い値段にしてくれるかと聞いたら、
「戻ってきてくれたから、その値段でいいよ」

ということで、めでたく取引成立。


持ち帰って、汚れを落とし
ミンクオイルを塗りこんで
磨いてあげました。

まぁ、オイルが染み込む染み込む。
カバンが嬉し声をあげているようです。

しばらく間をおいて、またオイルで
磨いてあげたいと思います。

2014年7月3日木曜日

科学以前の心

著者は人工雪を世界で初めて作った人。戦前、戦中、戦後を通じた科学者のエッセイ。と言っても、難解な数学や理論物理の話ではない。戦前に天皇陛下へ人工雪の実験を披露する苦労話に始まり、子供たちに話す失われた世界とシーラカンスの話、苔寺に差し込む陽の光の暖かみの描写。なにかをするまえにちょっと考えてみることが科学であり、科学は善いも悪いも、きれいも汚いもない。いわんや偉いだの下賎だのは....。今の時流にそえば、こんなメッセージがあった。原子力の解放が人類の文化の滅亡を来すか、地上に天国を築くか、それを決定するのは科学ではなく人間性である。で、こんな歌詞を思い出した。「心を忘れた科学には、幸せ求める夢がない 心を忘れた科学には、地獄の夢しか生まれない」

通告

友人が戦力外通告をされたという。
装ってはいても、つらい話だ。
逆に、これを機に新しい世界を拓いて活躍してほしい。
などと言うのは優等生的な回答か。

2014年7月1日火曜日

妄想銀行

妄想銀行 (1967年)

昭和42年発行版で、文庫サイズでなく新書サイズ。ご存知、星 新一のショートショート32編。ちょっとした毒が効いていたり、わがままな人間の心を覗いてしまったと思うと、少しホッとするような救いのある話があったりする。どれも人の心理のゆれる様がテンポよく読み取れて面白い。印象に残ったのは、あわれな「味ラジオ」と、マジックショーを観てるような「魔法の大金」、自分勝手な思い込みの「女神」かな。