2014年7月26日土曜日

黒澤明 宮崎駿 北野武―日本の三人の演出家

黒澤 明1編、宮崎 駿2編、北野 武2編のロングインタビュー集。
聞き手は渋谷陽一。

1990年代前半、黒澤明は、遺作となった「まあだだよ」、
宮崎 駿は「魔女の宅急便」と「紅の豚」、
北野 武は「あの夏、いちばん静かな海。」と「ソナチネ」を出した頃の話。

核や戦争の話、若い映画人への叱咤、実は自分のことを映画化したこと、
都会のつまらなさ、人生の表と裏、そして暴力と死。
映画や作品の話を通じて3人の表現者の深い思考を生の言葉で読むことができる。

インタビューは聞き手も大変難しいと思う。
聞き手本人も書いていたが確かに黒澤 明の時は、
地に足がついていない感じがした。

読み終えて、黒澤 明の「八月の狂詩曲」を観たくなった。

0 件のコメント:

コメントを投稿