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2014年5月31日土曜日

青山の青空

3月に亡くなられた安西水丸さんのエッセイ。「僕」「街」「時」の三つにくくられた風景からなる。雑感といえば雑感だけれども、素敵なつぶやきがいくつもあります。個性については「主張するものではなく、そこはかとなくにじんでくるもの」と言い、自身がイラストを描く時は「シンプルであることと、おいしそうであることを心がけている」とか。巻末の柴門ふみさんとの「プレゼント」をテーマにした対談もとてもいい。二人の会話がとてもやさしい。

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