2014年6月3日火曜日

人間になりたがった猫

大人になって読む児童文学って、やっぱりいいなぁと思う一冊。登場人物は、その個性や役割がはっきりしているし、話の流れもある程度は想定の範囲かもしれない。でもね、人間であることの尊さ、愛する人を思う心がある一方で、逆に腹黒いやましさも持ち合わせているのが人間なんだってことを示してくれる。「人間は生まれたままでは人間ではない、つとめてはじめて人間になるのだ」という解説が的を得ています。

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