2018年12月23日日曜日

読了メモ「こころと人生」 河合隼雄



読了。

と言っても、読み終えたのは3週間ほど前。
ずっと、ほったらかしになってました。
自戒をこめてすみません。

著者の本は前から読んでみたくて
そういう意味では、とても読み易い
とっつき易い構成の本でした。
優しいしね。

人生を
 子ども
 青年
 中年
 老年
の4つの時期に分け、それぞれ、
 素晴らしい
 悩み
 危機
 考える
の言葉続きます。どれがどれにくっつくかわかりますか。

自分なんぞは、まさに中年の真っ只中にあるわけで
そこで考えられるである心理や葛藤、
想定されうる事象などがあれもこれもと出てきます。

過去を振り返ってみても
あ〜そうだったか、いや違うぞというところもあるけれど
大方は当てはまっていました。

カウンセラーでもある著者は、
固定観念にはまることはよくないと述べています。
これだけ、世の中に多様性があふれれば、
もう昔の考え方は通用しません。
村上春樹の羊男を例に挙げているのも面白い視点でした。

ものごとの深さと浅さを考える話がでてきます。
例えば、大学に入りなおして専門分野をより深く掘り下げる
こともあれば、朝のウォーキングを習慣にするとか
一見、深く、浅く見えそうなことを
実際にやってみていると、その逆転現象も起きるというのです。

もうすぐ2018年も終わります。
来年は何をやるか考えた方がいいですね。

自分はまずは、怪我をしないようにしますが。

=====================
こころと人生
河合隼雄
創元社 2009年




0 件のコメント:

コメントを投稿