年々、時の経つのが早いなぁと感じていますが
今年はまた格別に一年が短かった気がします。
来年もあっという間に過ぎるのでしょうか。
今年も皆様には大変お世話になりました。
ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
2014年12月31日水曜日
2014年12月30日火曜日
読了 2014
2014年もいっぱい読了しました〜
ざっと数えて85冊。数としてはほぼ去年と同じ。
今年は漫画も読んだんだよw
今年は漫画も読んだんだよw
では、山口昌男の「知の遠近法」から
昨日読み終えた「ネコを撮る」まで
ずずずい〜っとご紹介〜〜♪
昨日読み終えた「ネコを撮る」まで
ずずずい〜っとご紹介〜〜♪
========
■知の遠近法
著者:山口昌男
読了日:01月04日
著者:山口昌男
読了日:01月04日
■旅の理不尽 アジア悶絶編
著者:宮田珠己
読了日:01月09日
読了日:01月09日
■わたしの少女時代
著者:池田理代子、石井ふく子 他
読了日:01月13日
読了日:01月13日
■華氏451度
著者:レイ・ブラッドベリ
読了日:01月16日
読了日:01月16日
■今夜は最高な日々
著者:高平哲郎
読了日:01月21日
読了日:01月21日
■昨日のように遠い日―少女少年小説選
制作:柴田元幸
読了日:01月24日
制作:柴田元幸
読了日:01月24日
■銀二貫
著者:高田郁
読了日:01月30日
著者:高田郁
読了日:01月30日
■名短篇、ここにあり
制作:北村薫 宮部みゆき
読了日:02月04日
制作:北村薫 宮部みゆき
読了日:02月04日
■人間・失格―たとえばぼくが死んだら
著者:野島伸司
読了日:02月07日
著者:野島伸司
読了日:02月07日
■夜間飛行
著者:サン・テグジュペリ
読了日:02月11日
著者:サン・テグジュペリ
読了日:02月11日
■ノンちゃん雲に乗る
著者:石井桃子
読了日:02月14日
著者:石井桃子
読了日:02月14日
■猫のいる日々
著者:大仏次郎
読了日:02月20日
著者:大仏次郎
読了日:02月20日
■数学むだばなし
著者:矢野健太郎
読了日:02月26日
著者:矢野健太郎
読了日:02月26日
■名短篇、さらにあり
制作:北村薫 宮部みゆき
読了日:03月02日
制作:北村薫 宮部みゆき
読了日:03月02日
■いのちの食べかた
著者:森達也
読了日:03月04日
著者:森達也
読了日:03月04日
■タイタンの妖女
著者:カート・ヴォネガット・ジュニア
読了日:03月11日
著者:カート・ヴォネガット・ジュニア
読了日:03月11日
■智恵子抄
著者:高村光太郎
読了日:03月13日
著者:高村光太郎
読了日:03月13日
■上を向いて歩こう
著者:佐藤剛
読了日:03月20日
著者:佐藤剛
読了日:03月20日
■昭和のエートス
著者:内田樹
読了日:03月26日
著者:内田樹
読了日:03月26日
■素敵なダイナマイトスキャンダル
著者:末井昭
読了日:03月30日
著者:末井昭
読了日:03月30日
■忘れられた日本人
著者:宮本常一
読了日:04月04日
著者:宮本常一
読了日:04月04日
■ポーの話
著者:いしいしんじ
読了日:04月12日
著者:いしいしんじ
読了日:04月12日
■ことばの食卓
著者:武田百合子
読了日:04月14日
著者:武田百合子
読了日:04月14日
■黄色い猫
著者:吉行理恵
読了日:04月18日
著者:吉行理恵
読了日:04月18日
■センス入門
著者:松浦弥太郎
読了日:04月22日
著者:松浦弥太郎
読了日:04月22日
■恋する寄生虫―ヒトの怠けた性、ムシたちの可愛い性
著者:藤田紘一郎
読了日:04月25日
著者:藤田紘一郎
読了日:04月25日
■減速して生きる―ダウンシフターズ
著者:高坂勝
読了日:04月30日
著者:高坂勝
読了日:04月30日
■作家の恋文
著者:宇佐美斉
読了日:05月05日
著者:宇佐美斉
読了日:05月05日
■日本の怪奇―日本列島の四次元地帯
著者:松岡照夫
読了日:05月09日
著者:松岡照夫
読了日:05月09日
■怪人二十面相―少年探偵
著者:江戸川乱歩
読了日:05月13日
著者:江戸川乱歩
読了日:05月13日
■もし僕らのことばがウィスキーであったなら
著者:村上春樹
読了日:05月15日
著者:村上春樹
読了日:05月15日
■もしもし、運命の人ですか。
著者:穂村弘
読了日:05月19日
著者:穂村弘
読了日:05月19日
■笑う月
著者:安部公房
読了日:05月21日
著者:安部公房
読了日:05月21日
■頭のうちどころが悪かった熊の話
著者:安東みきえ
読了日:05月24日
著者:安東みきえ
読了日:05月24日
■「変わり目」考-芸術家Mの社会見学
著者:森村泰昌
読了日:05月26日
著者:森村泰昌
読了日:05月26日
■リンさんの小さな子
著者:フィリップ・クローデル
読了日:05月28日
著者:フィリップ・クローデル
読了日:05月28日
■青山の青空
著者:安西水丸
読了日:05月31日
著者:安西水丸
読了日:05月31日
■人間になりたがった猫
著者:ロイド・アリグザンダー
読了日:06月03日
著者:ロイド・アリグザンダー
読了日:06月03日
■恐怖
著者:筒井康隆
読了日:06月05日
著者:筒井康隆
読了日:06月05日
■月は無慈悲な夜の女王
著者:ロバート・A・ハインライン
読了日:06月17日
著者:ロバート・A・ハインライン
読了日:06月17日
■辞書から消えたことわざ
著者:時田昌瑞
読了日:06月21日
著者:時田昌瑞
読了日:06月21日
■浮気人類進化論―きびしい社会といいかげんな社会
著者:竹内久美子
読了日:06月23日
著者:竹内久美子
読了日:06月23日
■妄想銀行
著者:星新一
読了日:06月27日
著者:星新一
読了日:06月27日
■科学以前の心
著者:中谷宇吉郎
読了日:07月03日
著者:中谷宇吉郎
読了日:07月03日
■戦争における「人殺し」の心理学
著者:デーヴ・グロスマン
読了日:07月10日
著者:デーヴ・グロスマン
読了日:07月10日
■I love you
著者:伊坂幸太郎、石田衣良 他
読了日:07月16日
著者:伊坂幸太郎、石田衣良 他
読了日:07月16日
■恋愛論
著者:竹久夢二
読了日:07月19日
著者:竹久夢二
読了日:07月19日
■金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲
著者:赤川次郎、京極夏彦 他
読了日:07月23日
著者:赤川次郎、京極夏彦 他
読了日:07月23日
■黒沢明、宮崎駿、北野武―日本の三人の演出家
聞き手:渋谷陽一
読了日:07月26日
聞き手:渋谷陽一
読了日:07月26日
■夏と花火と私の死体
著者:乙一
読了日:07月28日
著者:乙一
読了日:07月28日
■ちくま日本文学全集 宮沢賢治
著者:宮沢賢治
読了日:08月03日
著者:宮沢賢治
読了日:08月03日
■図書室の海
著者:恩田陸
読了日:08月07日
著者:恩田陸
読了日:08月07日
■青春と変態
著者:会田誠
読了日:08月10日
著者:会田誠
読了日:08月10日
■人は成熟するにつれて若くなる
著者:ヘルマン・ヘッセ
読了日:08月13日
著者:ヘルマン・ヘッセ
読了日:08月13日
■モモ
著者:ミヒャエル・エンデ
読了日:08月18日
著者:ミヒャエル・エンデ
読了日:08月18日
■小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ
著者:平川克美
読了日:08月21日
著者:平川克美
読了日:08月21日
■ロウソクの科学
著者:ファラデー
読了日:08月24日
著者:ファラデー
読了日:08月24日
■げろりん
著者:ドリアンT助川
読了日:08月27日
著者:ドリアンT助川
読了日:08月27日
■ミクロイドS (1)(2)
著者:手塚治虫
読了日:08月31日
著者:手塚治虫
読了日:08月31日
■古本屋四十年
著者:青木正美
読了日:09月01日
著者:青木正美
読了日:09月01日
■道化の精神 (私の人生観)
著者:太宰治
読了日:09月06日
著者:太宰治
読了日:09月06日
■ライカと味噌汁―ライカが見た東京
著者:田中長徳
読了日:09月09日
著者:田中長徳
読了日:09月09日
■あーやんなっちゃった―泣き笑いウクレレ人生
著者:牧伸二
読了日:09月11日
著者:牧伸二
読了日:09月11日
■不道徳教育講座
著者:三島由紀夫
読了日:09月15日
著者:三島由紀夫
読了日:09月15日
■キップをなくして
著者:池澤夏樹
読了日:09月18日
著者:池澤夏樹
読了日:09月18日
■ライオンの昼寝
著者:山川健一
読了日:09月23日
著者:山川健一
読了日:09月23日
■幕末史
著者:半藤一利
読了日:10月02日
著者:半藤一利
読了日:10月02日
■飛行船の飛ぶ空
著者:串田孫一
読了日:10月07日
著者:串田孫一
読了日:10月07日
■聖なる怠け者の冒険
著者:森見登美彦
読了日:10月12日
著者:森見登美彦
読了日:10月12日
■すべてきみに宛てた手紙
著者:長田弘
読了日:10月16日
著者:長田弘
読了日:10月16日
■ヤンとカワカマス
著者:町田純
読了日:10月17日
著者:町田純
読了日:10月17日
■忘れられる過去
著者:荒川洋治
読了日:10月22日
著者:荒川洋治
読了日:10月22日
■蒼い時
著者:山口百恵
読了日:10月26日
著者:山口百恵
読了日:10月26日
■もう消費すら快楽じゃない彼女へ
著者:田口ランディ
読了日:10月29日
著者:田口ランディ
読了日:10月29日
■悲しみよこんにちは
著者:フランソワーズ・サガン
読了日:11月05日
著者:フランソワーズ・サガン
読了日:11月05日
■時をかける少女
著者:筒井康隆
読了日:11月07日
著者:筒井康隆
読了日:11月07日
■下山事件完全版―最後の証言
著者:柴田哲孝
読了日:11月20日
著者:柴田哲孝
読了日:11月20日
■文藝奇譚
著者:坪内祐三
読了日:11月26日
著者:坪内祐三
読了日:11月26日
■斜陽
著者:太宰治
読了日:11月29日
著者:太宰治
読了日:11月29日
■猫と海鞘
著者:群ようこ
読了日:12月02日
著者:群ようこ
読了日:12月02日
■お嬢さん、空を飛ぶ-草創期の飛行機を巡る物語
著者:松村由利子
読了日:12月09日
著者:松村由利子
読了日:12月09日
■つむじ風食堂の夜
著者:吉田篤弘
読了日:12月12日
著者:吉田篤弘
読了日:12月12日
■エンピツ絵描きの一人旅
著者:安西水丸
読了日:12月19日
著者:安西水丸
読了日:12月19日
■スキャンダルの科学史
制作:科学朝日
読了日:12月26日
制作:科学朝日
読了日:12月26日
■ネコを撮る
著者:岩合光昭
読了日:12月29日
著者:岩合光昭
読了日:12月29日
=========
と、いうことで、2014の本の書き込みはここまで。
既に積ん読が部屋に溢れかえっているものの、
来年の新しい出会いにワクワクしちゃう♪
2015も読むぞ〜
来年の新しい出会いにワクワクしちゃう♪
2015も読むぞ〜
2014年12月29日月曜日
ネコを撮る
今年観た!と思ってた岩合さんの「ネコライオン展」は去年だった...^_^;)
やっぱり時の経つのは早いね。
これはその岩合さんの本。最初はネコにどうアプローチすべきかが説かれる。
まず、ネコを撮る前に住んでる街を知ること。
ネコの生活を知る上で街を知ることは必須。
雌雄による付き合い方の見立ても面白い。
本気になって怒らせて怖いのは雌だそうで、雄はわりと「まぁいいや」的らしい。
また、ネコと人間の関わりをみて、撮影するときに「色気」という表現を使っている。たとえば、庭先にネコよけのペットボトルを置いている家があるが、
ペットボトルを置くとせっかくの庭の景観が
台無しになってしまうのは色気がないということだ。
ネコを撮るとき、その風景にネコが座っているだけで、
色気がふうわーっと起こるような街並みを探して選んでほしいとのことです。
ネコの写真がたくさん掲載されてるのは勿論、一言コメントがつく。
望遠を使って背景との距離感を縮めるとか、画面の四隅まで気を使うとか、
F値とかISOとかそういうのは一切出て来ないのもいい。
そして、ネコの撮影に限らないでしょうが、
一番大切なのは自分が何を撮りたいのか、
人に何を見せたいかのねらいを明確に持つこと。
動きはネコまかせでも、自分が撮りたいことを明確にして持つことが大事とのこと。
自分も写真をよく撮りにいくので、これはとても大切なことだと思いました。
最後、あとがきにあった一文が、
岩合さんのネコに対するやさしい深い思いが凝縮されている気がしました。
「捨てられたネコはどうしても寂しく写る。」
やっぱり時の経つのは早いね。
これはその岩合さんの本。最初はネコにどうアプローチすべきかが説かれる。
まず、ネコを撮る前に住んでる街を知ること。
ネコの生活を知る上で街を知ることは必須。
雌雄による付き合い方の見立ても面白い。
本気になって怒らせて怖いのは雌だそうで、雄はわりと「まぁいいや」的らしい。
また、ネコと人間の関わりをみて、撮影するときに「色気」という表現を使っている。たとえば、庭先にネコよけのペットボトルを置いている家があるが、
ペットボトルを置くとせっかくの庭の景観が
台無しになってしまうのは色気がないということだ。
ネコを撮るとき、その風景にネコが座っているだけで、
色気がふうわーっと起こるような街並みを探して選んでほしいとのことです。
ネコの写真がたくさん掲載されてるのは勿論、一言コメントがつく。
望遠を使って背景との距離感を縮めるとか、画面の四隅まで気を使うとか、
F値とかISOとかそういうのは一切出て来ないのもいい。
そして、ネコの撮影に限らないでしょうが、
一番大切なのは自分が何を撮りたいのか、
人に何を見せたいかのねらいを明確に持つこと。
動きはネコまかせでも、自分が撮りたいことを明確にして持つことが大事とのこと。
自分も写真をよく撮りにいくので、これはとても大切なことだと思いました。
最後、あとがきにあった一文が、
岩合さんのネコに対するやさしい深い思いが凝縮されている気がしました。
「捨てられたネコはどうしても寂しく写る。」
2014年12月26日金曜日
スキャンダルの科学史
日本の最高学府などで数々の功績を残した面々たる科学者たちにまつわる事件簿。
今年も様々な科学の話題が世を席巻したが、今も昔も、
無垢な科学のそばには様々な思いが渦巻く。
血液型と気質の関係や男女産み分け法が学会で議論され企業や軍に利用されたり、
過去の先入観、或いは失敗のトラウマから医学が抜けられず
結果として死者を出してしまったりする。
崇高な科学者であるがゆえに妬まれるような恋愛、
人を殺す毒ガス研究で縄張り争い、
世界的権威であることの驕りや実用化への焦り、
そしてスキャンダルの代名詞でもある贈収賄.....。
野口英世は黄熱病原菌を本当に発見したのかの他、森鴎外の意外な確信犯説も。
なお、千里眼透視の話の中では、実在した貞子が出てくる。
今年も様々な科学の話題が世を席巻したが、今も昔も、
無垢な科学のそばには様々な思いが渦巻く。
血液型と気質の関係や男女産み分け法が学会で議論され企業や軍に利用されたり、
過去の先入観、或いは失敗のトラウマから医学が抜けられず
結果として死者を出してしまったりする。
崇高な科学者であるがゆえに妬まれるような恋愛、
人を殺す毒ガス研究で縄張り争い、
世界的権威であることの驕りや実用化への焦り、
そしてスキャンダルの代名詞でもある贈収賄.....。
野口英世は黄熱病原菌を本当に発見したのかの他、森鴎外の意外な確信犯説も。
なお、千里眼透視の話の中では、実在した貞子が出てくる。
2014年12月19日金曜日
エンピツ絵描きの一人旅
今年3月に亡くなった安西水丸さんの一人旅エッセイ。
冬、春、夏、秋、そしてまた冬、と巡る季節ごとに、
訪れた街で出会った人、その地と所縁のある友人や男女の思い出話。
なんの予備知識もなく、現地の案内所で初めて宿を探したりで、
一瞬お気楽な感じなのだが、その街の幕藩時代の武将や著名人による歴史に
しっかり触れ、出会う人たちの話もみなどこか影のある感じ。
見返しや挿画は、もちろん水丸さんのほのぼのタッチなのに、
エッセイそのものはどちらかというと寂しく、黄昏れた感じを持ってしまう。
ちなみに、ある映画のタイトルと監督が何回かでてくる。
ずいぶんと昔に観ていて、強烈な印象を今でも覚えており、
本も持っているので読むのが更に楽しみになった。
冬、春、夏、秋、そしてまた冬、と巡る季節ごとに、
訪れた街で出会った人、その地と所縁のある友人や男女の思い出話。
なんの予備知識もなく、現地の案内所で初めて宿を探したりで、
一瞬お気楽な感じなのだが、その街の幕藩時代の武将や著名人による歴史に
しっかり触れ、出会う人たちの話もみなどこか影のある感じ。
見返しや挿画は、もちろん水丸さんのほのぼのタッチなのに、
エッセイそのものはどちらかというと寂しく、黄昏れた感じを持ってしまう。
ちなみに、ある映画のタイトルと監督が何回かでてくる。
ずいぶんと昔に観ていて、強烈な印象を今でも覚えており、
本も持っているので読むのが更に楽しみになった。
2014年12月16日火曜日
2014年12月14日日曜日
2014年12月12日金曜日
つむじ風食堂の夜
とても懐かしい感覚の空気感が流れる物語。
うん、確かにどこかで感じたことがあるけれど思い出せない。
手品師である父親の衣装、食堂のメニュー、奇怪なエスプレーソマシン、
部屋番号のある屋根裏など、印象に残る背景や描写と、
これまたとても個性の強い登場人物で物語の中はあふれている。
かたや、主人公がそれほど強烈でないせいなのか、
静かな街なかをホワホワと時間が過ぎていく。
カフェでの出会いと会話、舞台女優との距離感とかが面白い。
ドーナツ型のカフェでエスプレーソをいただいて、
デニーロの親方がやってる古本屋をのぞいてみる。
そして、つむじ風食堂で、クロケットをいただく。
先生の部屋をのぞいて机を触ってみたいし、
月舟町にも行ってみたくなる。
うん、確かにどこかで感じたことがあるけれど思い出せない。
手品師である父親の衣装、食堂のメニュー、奇怪なエスプレーソマシン、
部屋番号のある屋根裏など、印象に残る背景や描写と、
これまたとても個性の強い登場人物で物語の中はあふれている。
かたや、主人公がそれほど強烈でないせいなのか、
静かな街なかをホワホワと時間が過ぎていく。
カフェでの出会いと会話、舞台女優との距離感とかが面白い。
ドーナツ型のカフェでエスプレーソをいただいて、
デニーロの親方がやってる古本屋をのぞいてみる。
そして、つむじ風食堂で、クロケットをいただく。
先生の部屋をのぞいて机を触ってみたいし、
月舟町にも行ってみたくなる。
2014年12月9日火曜日
お嬢さん、空を飛ぶ 草創期の飛行機を巡る物語
スティンソンというアメリカ人女性パイロットが来日した大正時代に話は始まる。
与謝野晶子が彼女を大いに評し、飛行に憧れる日本人女性からは
200通の超えるファンレター。新聞社が航空機を持つ時代を迎えて、
実際に女性記者が空を飛ぶようになる。
後半になると、様々な女性パイロット一人一人の物語になるわけだが、
素直に華々しいものとは言えない。飛行機は兵器として使われ始めるし、
性差別も根強くある。そして墜落事故も彼女たちの意思を断つ。
自由で前衛的な大正時代の勢いが気持ちいい一方で、
大衆や社会が彼女たちを祭り上げたり、或いは押しつぶしたりが戦後もずっと続き、
装丁のかわいい感じが逆に切ない。
最後の方にはディスカバリーに乗った山崎直子さんなど最近の話もある。
与謝野晶子が彼女を大いに評し、飛行に憧れる日本人女性からは
200通の超えるファンレター。新聞社が航空機を持つ時代を迎えて、
実際に女性記者が空を飛ぶようになる。
後半になると、様々な女性パイロット一人一人の物語になるわけだが、
素直に華々しいものとは言えない。飛行機は兵器として使われ始めるし、
性差別も根強くある。そして墜落事故も彼女たちの意思を断つ。
自由で前衛的な大正時代の勢いが気持ちいい一方で、
大衆や社会が彼女たちを祭り上げたり、或いは押しつぶしたりが戦後もずっと続き、
装丁のかわいい感じが逆に切ない。
最後の方にはディスカバリーに乗った山崎直子さんなど最近の話もある。
2014年12月2日火曜日
猫と海鞘
2014年12月1日月曜日
今年もあと一ヶ月
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