金田一耕助シリーズといえば、
市川崑監督、金田一役が石坂浩二さんの映画が大好きですが、
本作品は、お二人の映画にはならなかった作品です。
名作という評価の高い作品と聞いていたけど
古谷一行さんが金田一役で映画かテレビでやったかな。
ミステリーなので、内容は詳しくは書きませんが
密室殺人なのですよ。雪なんかも降っちゃったりして。
で、やっぱりというか琴がトリックに使われちゃったりするんです。
現場であるお屋敷の書斎には、世界中の探偵小説がいっぱい揃っているなど
トリックや謎解きの雰囲気を一層盛り上げてくれます。
警察サイドは磯川警部が出てきます。
「悪魔の手毬唄」では、若山富三郎さんが演じてましたね。
本書は、1975年発刊と古いですが
「黒猫亭事件」という話との二本立てです。
こっちは、顔のない屍体がテーマになっています。
加害者と被害者が入れ違いになってしまうというやつですね。
おっと、こちらもここまでにしておきましょう。
本作品は、丁度、獄門島事件の直後という設定になっていて、
金田一さんも、あの忌まわしい事件を解決したということで
結構、名前が売れているという設定も面白いです。
横溝正史さんの作品は、それこそたくさんあって
まだまだ読んでいないのがたくさんあります。
今年は、ミステリーものも読んでいこうかな。
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本陣殺人事件
横溝正史
東京文芸社 1975年
※上記の書籍は絶版のため、
下記のご案内は文庫本になります。
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