読了。
本書は、書店でも平積みされてたし
本屋大賞の何かの賞を取ったので
ご存知の方も多いかな。
まぁ、読んでいて正直辛かったですね。
ミステリーなので、
闇や影がつきまとうのはいたしかたないですけれど
格差とか、貧困問題とか、世間体とか、見栄とか、
親が子に寄せる勝手な思いとかが
二人の女子中学生に絡まってきます。
その結果、一人が死に、一人は自分が殺した!と。
とにかく出てくる大人がみんな酷い。
こんな大人のいる国の子どもたちの未来はどうなるのかと
心が痛くなるほど。
自分も大人ですけどね。
ラストは、そっちに持っていくのかぁという感じ。
謎解きも早いテンポで進むので、ポカンとして読んでいると
アッという間に終わってしまいますよ。
著者は「天祢 涼」で「あまね りょう」と読みます。
珍しく最近のミステリー小説を読んだのですが、
流行りのミステリーやエンタメ系、往年のSF小説も積み始めてしまってます。
余命のあるうちに全部読了できるんだろうか。
できない時は、墓まで持っていこうと思っています。
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希望が死んだ夜に
天祢 涼
文藝春秋 2020年
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