以前の読了メモから、随分と間があいてしまいました。
これに懲りずにアップを続けられればと思います。
で、読了。
で、読了。
もちろん翻訳本ですが、
初めてシェイクスピアを読みました。
戯曲なので、小説のような地の説明文がありません。
宮殿の広場とか、人物が登場するや退場するとかその程度で
その他は全てセリフです。
ですから、それこそ宮殿の華やかな装飾や
荘厳な雰囲気、セリフに込められた感情や表情を、
自分の脳みそをフル稼働し想像して
頭の中にマクベスの舞台を作る必要があります。
戯曲を読む面白さかもしれません。
スコットランドの王位を巡る話であり、
大きな転換点は「魔女の予言」ですが
マクベスの心のあまりの変わり様、
なぜこんなにまでにマクベスを変えてしまい
惨劇を引き起こす事態にまでなったのかが
なかなか理解できなかった。
自分の頭の中の演出家が頼りなかったかな。
ストーリーはもちろん、
人物の発するセリフの一つ一つに趣と勢いがあって、
シェイクスピアの戯曲ならではの
雰囲気を味わえた気分になれたのはよかった。
でもやっぱり、ゴリゴリに演出の効いた
舞台劇を観賞してみたいと
最後は思ったのでした。
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マクベス
シェイクスピア
安西徹雄訳
光文社 2020年
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