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2022年7月31日日曜日

読了メモ「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」フィリップ・K ・ディック




読了。

さて、いきなり問題です。
本書は、何の映画の原作でしょうか。

書影にも書いてあるし、有名なので
ご存じのお方もござりましょうが。。。
答えは「ブレードランナー」です。

ここでいうアンドロイドが、
映画上ではレプリカントになるわけですが、
本書を読むと、あまりに映画とのひらきがあって
あの映画の壮大なスケール感と映像世界を生み出した
リドリー・スコット監督の凄さを感じます。

環境破壊により、火星に移住した人類は、
労役を人間型ヒューマノイド、
つまりアンドロイドにさせるのだが、
アンドロイドの中には地球に逃亡する者がでてくる。
主人公のリックは、そのアンドロイドハンター。
しかし、地球には、人間世界そっくりの
アンドロイドの警察機構ができあがっているし
骨髄検査までしないと正確には
アンドロイドか人間かがわからない。
一時は、リックもアンドロイドと疑われ
殺人罪で拘束されたりもする。

指令されていた、アンドロイドを処理して
リックは山羊のいる自宅に帰るが、処理されていた。
本物の山羊ではなかったのだ。

アンドロイドは電気羊を夢を見るか?
最後にきて、ようやく不思議なタイトルの意味の深さが
わかってきました。

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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
フリップ・K ・ディック 浅倉久志訳
早川書房 2020年



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