2019年6月10日月曜日

読了メモ「ネコとクラリネットふき」 岡田 淳



読了。

久々の読了メモです。

ちょいと今年は、訳あって読書量を落としているのですが
ちびちびとは読んでおります。

で、今回は初めての絵本であります。
れっきとした絵本。
地の文も漢字なしの完全子ども向け。

というのも、目黒にある絵本屋さんで
読み聞かせのイベントがあると知り、
BGMにはウクレレが鳴るということもあって、
ちょっと参戦してきたのであります。
もちろん読み聞かせの方でね。

お話は、クラリネットを吹くのが好きな男性が
家の前にいたネコにクラリネットを聞かせることで
始まる不思議でユーモラスなお話。

会場の本屋さんには、子どものほかに
大人の方もいらしていて、みんな笑って聞いてくれました。

日頃の腹式呼吸の練習の成果を使って
地声で読み上げました。
なかなか楽しかったす。
で、ここでも「いい声で読み方もうまいですね」
とお褒めのお言葉を頂いてしまったので
はたまた勘違いの袋が大きく膨らんだのでした。

また、機会があったらやってみようかな。
でも絵本って持ってないんだよね〜。


自分が子どもの頃に読んだ思い出深い絵本で、
木の周りをトラが走り回っているうちにバターになるという
お話の本は、今でも流通しているそうです。
どこかで巡り会えたらいいな。

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ネコとクラリネットふき
岡田 淳
クレヨンハウス 2013年





2019年5月14日火曜日

ブックカーニバルに今年も出店します!



毎度、直前の告知で申し訳ありませんです。

今年も鎌倉で開催されるブックカーニバル2019に
謎の読了古本屋「バリエン」で出店いたします。

ご用とお急ぎでない方はもちろん、
鎌倉って混んでるしなぁとおっしゃる方も
紫陽花でもっと混む前に本探しに遊びに来てくださいまし。

ブックカーニバル in カマクラ 2019
日時:令和元年五月十八日(土)
   午前10時〜夕方(古本市は午後4時迄)
場所: 第一会場:由比ヶ浜公会堂(←自分はココに出店しまつ)
    第二会場:ガーデンスペースくるくる
    第三会場:鎌倉カルチャースペース


よろしくお願いいたします。




2019年3月23日土曜日

読了メモ 「図書館奇譚」 村上春樹 




読了。

またもや羊男の登場である。
この羊男はまともではないかと思う。
美味しそうなドーナツを作ってくれるし。
全体としてはホラーなのか、奇々怪界なお話です。

古い図書館の雰囲気は味わってみたいけれども
ちょっと怖いなぁ。迷路が苦手だわ。
実際にスプラッターなシーンはないけれども
ひたひたと忍び寄ってくる怖さと
不可思議な異次元空間のような展開は
なんともいえず、引き込まれます。

「奇譚」とは不思議な話ということのようだけど
怖い夢とでも言った方がいいかもしれない。
脳みそチュウチュウは、
映画の「スターシップ・トゥルーパーズ」を連想したけど、
そこまでグロではありません。
単なる脅し文句なんでしょう。

短編で読みやすいし、
著者の長編にお疲れの方にはお勧めです。
特に、本書は挿絵が迫力があっていい。
心の底の闇を挿絵と一緒に味わってください。


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図書館奇譚
村上春樹
新潮社 2014年

2019年3月10日日曜日

読了メモ「小鳥がうたう、私もうたう。静かな空に響くから」 カヒミ カリィ



読了。

彼女がミュージシャン、歌手であることを知らなかった。
有名なTVアニメの主題歌も歌っていました。
ハスキーな声が逆に自然な感じがしてとても素敵です。


本書を手に取ったのは、
装丁の雰囲気がとても柔らかなナチュラルな感じで
荒んだ心を癒してくれそうな感じがしたから。

穏やかな心があって
そばに寄り添う人がいるってことはとても
大切なことなんだと、尊いことなんだと
なんだか柄にもないことを書いてしまうのです。

ちなみに、彼女の居場所は台所だそうです。
勉強は自ら学びたいことを選んで学ぶ時が面白い。
学歴や試験のためは、それはそれなりの意味はあるが
効率的には前者の方がはるかにいい。
そうやって、栄養バランスのある献立を考えるのは
とても楽しい勉強のようです。

本書の後半には、私の憧れの人というタイトルで
数人の方が紹介されています。
その中で、自身の母親を早くに亡くし
そのショックで電車に投身自殺を図った女性が出てきます。
後遺症はひどく、四肢も不自由です。
それでも、笑顔を絶やさず、逆に著者を励ましてくれている。
他にも、レイチェル・カーソンさんや桐島洋子さんなどが紹介されています。



では、冒頭にも書きました人気TVアニメの主題歌をどうぞ。
ポンポコリンじゃないんだよ。



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小鳥がうたう、私もうたう。静かな空に響くから
カヒミ  カリィ
主婦と生活社 2012年



2019年3月3日日曜日

読了メモ「言の葉の庭」 新海 誠



読了。

数年前に、DVDだけど
アニメーション映画で観たことがある。
静かな雨が降っている中にたたずむ
とある公園内の東屋の下で
会話をしている少年と女性の映像が印象的だった。

ストーリーは、とうに忘れてしまっていたので
今回、本書に巡り合って、その全貌が明らかになったよ。


もちろん、ラブストーリーです。
登場人物全てにいろいろな相方がいて
その誰もが個性的で、お互いの関係を大切にしている。
ふられてひりぼっちになってしまう人もいるけれど。

そんな時や、二人の気持ちを象徴的に表現する手段として
各章の末尾のページに、万葉集の一句が添えられている。
古典が苦手な私のような読者のために
簡単な訳と解説もついているので安心。


主人公の少年と女性は年齢がちょっと離れていて
最後はどうなるんだろうと、
お決まりのやきもきさせるところもあります。


少年は、海外に何年か留学して
とある技術をしっかり身につけて帰ってきます。
その技術の実ったものを彼女に届けたくて
雨降りの東屋に行くのですが
果たして、会う約束もしていなかったのに
彼女はそこにいたりするわけで、
ちょっと出来すぎじゃないかという感じはすれど
まぁ、そこは一人ではにかんじゃってください。


アニメーション映画のストーリーを忘れてしまっていたので
本書を読む方をお勧めするけれど、あの雨雫がしたたる
東屋の雰囲気、時折みせる小雨の木漏れ日の具合なんかは
映像をみると二人の雰囲気をぐっと身近に感じます。
それははっきり覚えています。

ということで、結局、両方とも観て読んではいかがでょうか。


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言の葉の庭
新海 誠
KADOKAWA   2014年






2019年2月24日日曜日

読了メモ「虹の岬の喫茶店」 森沢明夫




読了。

映画になっていたらしい。
主人公の悦子さん役は、吉永小百合さんだ。

自分はこの映画をまだ観たことがない。
悦子さんは、おばあさんというには年をとりすぎだし
おばさんというには若すぎる
そんなイメージを持った。

岬の喫茶店には、いろいろな人が訪れる。
といっても全くお客さんが来ない日が多いだろう。
でも、しっかりとお客さんを店内まで案内してくれる犬がいる。

妻を早くして無くした夫と、まだ小さい娘。
ガス欠して、バイクを押してやってきたライダー
仕事がなくなり、泥棒に入ってきた包丁研ぎ職人
昔の仲間と再びバンドをやろうと喫茶店の隣に
ライブハウスを建てる甥っ子。
密かに悦子さんに想いを寄せているが転勤で離れていく人。
そして、岬を直撃する台風。

店内には、レコードとCDがぎっしりあって、
それぞれのお話にあうような曲が流れてくる。
選曲はもちろん悦子さんだ。
その悦子さんの入れる珈琲がとても美味しいらしい。
飲めないのが残念でならない。


店内には一つの絵がある。
虹の絵。
悦子さんはいつもこの絵を見ながら
お店の窓から海の遠くを見ている。
いつも夕焼け時に、虹を探して海を眺めていたが
台風一過の朝焼けの美しさにあらためて気づく。
傾いた絵を元どおりに直す。
もしかしたら、もうお店は閉店するかもしれない。

悦子さんとお客さんたちとの会話や仕草、
気持ちの通じ合いがとっても優しい小説です。

よろしければぜひ。

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虹の岬の喫茶店
森沢明夫
幻冬社 2011年






2019年2月18日月曜日

読了メモ「オリバー・ストーンが語るもう一つのアメリカ史」オリバー・ストーン&ピーター・カズニック



読了。

ふぅ〜。年明けから相当ヘビーなものを読んでしまった。

1巻目が「二つの世界大戦と原爆投下」本文370ページ
2巻目が「ケネディと世界存亡の危機」本文398ページ
3巻目が「帝国の緩やかな黄昏」本文446ページ


オリバー・ストーン監督らが、現代アメリカ史の裏を暴いたって感じなんだろうけど、
サザンが歌っているように、学校ではまず、現代世界史は学習しないし、
テレビ特集やニュースで見聞きするのがせいぜいなところ。
なので、こういうの読んでしまうと、もうなんなんだろうって感じ。

アメリカってすごいことを起こしてきた国だと思う。
軍拡と権力と金とが、思惑とそれこそ大きな力で
動いていくその動勢は、読んでいて気味が悪いくらいになってしまう。
逆に冷戦を収束に向けて動いたゴルバチョフなんかの方が印象に残っているし、
レーガンの呆れた外交や、ブッシュの徹底した軍拡路線は鳥肌が立つ。

大統領としては、ギリギリでバラク・オバマまでなので
現職は出てこないけど、しっかりとアメリカ政治の現在の伏線を
確実に押さえて書き込まれています。もちろん対中国についてです。


どうかお願いだから、核のボタンをどの国も押さないでくれ。
武器輸出をして撃ち合いするなんて馬鹿げたことはやめてくれ。
一箇所でも火がついたら、もう地球は終わってしまう。
広島の何発分かなんて、比較して論じても意味のないレベルにきている。
真剣にそう思う話です。

で、この本を読んだ後に観てみたくなった映画は
「ザ・デイ・アフター」と「プラトーン」かな。

こういう本は日本では出ないだろうなぁ。
固有名詞や媒体名がバリバリ出てるし
当たり前だけど、伏せ字なんてないからね。

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オリバー・ストーンが語るもう一つのアメリカ史
オリバー・ストーン&ピーター・カズニック
大田直子/鍛原多恵子/梶山あゆみ/高橋璃子/吉田三知世/
熊谷玲美/小坂恵理/関根光宏/田沢恭子/桃井緑美子/
金子 浩/柴田裕之/夏目 大 訳
早川書房 2013年