2018年2月26日月曜日

読了メモ 「癒しの森 ひかりのあめふるしま 屋久島」田口ランディ



読了。

屋久島について書かれた本はきっとたくさんあるだろう。
自然や環境保護を主眼にしたどちらかというとサイエンティックなもの。

でも、いわゆるアウトドアという言葉からは程遠いイメージの著者が描く
このような屋久島の紀行記も面白い。

途中で「もののけ姫」を思わせるようなところも出てくるが
著者にとっての屋久島の第一印象は、「モスラの島」だ。

有名で長蛇の列ができる縄文杉を横目に
一歩、原生林の中に入っていくとそこはもう右も左もわからない。
案内用に樹に貼ってあるテープだけが頼りだ。
道に迷わないためにもテープを見失うわけにはいかない。
足元がおぼつかなくても、人間、上を見て歩かないといけないということがわかる。

現地でのエコツアーを通じて仲良くなったスタッッフとの間では
著者ならではのちょっとスピリチュアルな世界観を語ってくれるところも
他の屋久島の本とは違っていて面白い。
自己を表現することの素晴らしさを屋久島の自然を通して
説いてくれるのだ。


自分は屋久島にまだ行ったことがない。
ぜひ、「モノリス」をみてみたい。

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癒しの森 ひかりのあめふるしま 屋久島
田口ランディ

ダイヤモンド社 2000年




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