読了。
7つからなるホラー短編小説集。
恐怖小説を最後に読んだのはいつかな。
ずいぶんと久しぶり。
以前と同じく、ぐいぐいとひきこまれ一気に読んでしまいました。
やむをえないけれど、多少スプラッター的なところあります。
それが少しでも苦手な方は避けたほうが無難でしょう。
いきなり、顔が半分しかない子供が出てきたり
ゾンビに追われ、体に無数の小さな手や足が。。。。。
というか、やっぱり表紙に惹かれますね。
なんといってもこの本の決め手は表紙です。
絶対に逃れることのできない視線がずっと気になり、
いつ読もうか、いつか読まねばと思っていました。
その時点ですでに取り憑かれていたりして。
きっと貴方も虜になっていると思います。
でもはやはりエログロナンセンスは、
江戸川乱歩の方が風情もあっていいなぁなどと思う。
本書はそれほど、ドロドロ感はないように思います。
怖いことは怖いけどね。
全然、本書と関係ないのですが、職場に電波時計があるんです。
時々、時刻合わせのために、いきなり自動的にぐるぐる針が回り始めるんです。
あれって怖いです。なんとかして。
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抒情的恐怖群
高原英理
毎日新聞社 2009年
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