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2018年4月23日月曜日

読了メモ「抒情的恐怖群」 高原英理



読了。

7つからなるホラー短編小説集。

恐怖小説を最後に読んだのはいつかな。
ずいぶんと久しぶり。
以前と同じく、ぐいぐいとひきこまれ一気に読んでしまいました。

やむをえないけれど、多少スプラッター的なところあります。
それが少しでも苦手な方は避けたほうが無難でしょう。
いきなり、顔が半分しかない子供が出てきたり
ゾンビに追われ、体に無数の小さな手や足が。。。。。


というか、やっぱり表紙に惹かれますね。
なんといってもこの本の決め手は表紙です。
絶対に逃れることのできない視線がずっと気になり、
いつ読もうか、いつか読まねばと思っていました。
その時点ですでに取り憑かれていたりして。
きっと貴方も虜になっていると思います。

でもはやはりエログロナンセンスは、
江戸川乱歩の方が風情もあっていいなぁなどと思う。
本書はそれほど、ドロドロ感はないように思います。
怖いことは怖いけどね。


全然、本書と関係ないのですが、職場に電波時計があるんです。
時々、時刻合わせのために、いきなり自動的にぐるぐる針が回り始めるんです。
あれって怖いです。なんとかして。

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抒情的恐怖群
高原英理
毎日新聞社 2009年





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