読了。
サブカルのあるある系の本ではあるが、
やけに理屈っぽくて、私のようなおじさんには
ふ〜ん、そうなのかねぇ〜と思うところもあれば
なるほど、そういうことなのかぁ と変に感心するところがあったり。
「とうとう、女性が恋愛から逃げ出し始めました」
と始まって、年齢を問わず女性が
あらゆる文化教養の領域に踏み込んでいくというお話。
歴史上からは、与謝野晶子や林芙美子がその筆頭にあげられ
彼女たちの二項対立ではない、相互補助的な
人間関係の深さを学ぶべきではないかと説いています。
また、日本における少女文化の最大級の成果は
少女漫画にあるとして、学園恋愛ものから
SFや果ては同性愛や今やBLに至るまで、
文学的ストーリーと洗練された絵で表現された
世界は驚嘆に値すると。。。。あっ、BLは少女漫画ではないか。
一方で、ポプラ社が出した少年探偵シリーズや
怪盗ルパンシリーズは、男の子ばかりでなく女の子も
夜の闇の世界、大人の背徳感のある世界に連れて行ってくれたと。
自分もポプラ社のこれらのシリーズはほぼ全巻読みましたよ。
この後、ユーミンの話が出てきたりもするわけですが、
ただ、気を付けなければならないのが
世の中、出世やブレイクのためのハシゴを外されることは多々あるということで
年齢を重ねるにつれて、自ら進化して、思いつきから脱却して、
キャラを利用しない本格的なものになっていかなければならない。
ただし、それをできる人はなかなか少ないらしいということだそうです。
面白い子がいるんだよという言葉には要注意。
リア充を手に入れることはなかなか難しいことのようです。
そんな話を読んだり聞いたりしていると
じゃ、リケジョはどうなのよ!とか
草食の男はどうなるんだ?という話になりそうですが
そういうお話は、宴の席でみんなで盛り上がってください。
私はお酒が飲めませんから、聞き役に回りますので。
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文化系女子という生き方 『ポスト恋愛時代宣言』!
湯山玲子
大和書房 2014年
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