2020年11月4日水曜日

読了メモ「バビル2世」1巻〜8巻 横山光輝




読了。

前回、前々回と少々重いテーマだったので
今回は、超能力少年が大活躍する漫画を読了しました。

横山先生の作品は、
2017年に「仮面の忍者赤影」のメモをアップしたけれど
今度はグッと時代感が変わって、
大昔から未来も見据えた「バビル2世」です。

TVで見ていた子どもの頃から
「バビルの塔」ではなく、本当は「バベルの塔」なのではないか。
という疑問を持っていました。
原作のコミックスを読むと
見事に「バベルの塔」となっていましたよ。
TV放映でも初回の放送は、
バベルの塔の建設シーンがありましたね。

先代のバビル1世は、地球に不時着した宇宙人です。
故郷の星と連絡をとりたくて、
バベルの塔を地球人に作らせたのですが失敗に終わり、
地球人として生活することに決めました。
バベルの塔に高性能のコンピュータを密かに作り込みつつ、
自分と同じ能力の素質を持った子孫が
生まれてくるのをコンピュータの頭脳の中で
ひたすら待っていたというわけです。

そしてストーリーは、
改造人間による世界征服を目論む
宿敵の超能力者ヨミとバビル2世との
戦いに次ぐ戦いが描かれ続けていきます。
ロプロス、ポセイドン、ロデム。
「しもべ」という封建チックな言葉もこの漫画で覚えました。
真っ赤な表皮のロプロスが、
爆風を受けて金属製のロボット仕様に変わる場面なども
わくわくして読んでしまいました。

そして、自分が覚えていないだけかもしれませんが、
ヨミの能力とバビル2世との関係には驚くべき発見もありました。


文庫版で全8巻でしたが、
最後の巻はなくてもよかったかなという感じです。
ショックな場面があったせいかしれません。
それでも、長い戦いが終わって静かにヨミを見送る
バビル2世の勇姿で完。


それでは、お約束のオープニンとエンディング
Youtubeでどうぞ。


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バビル2世 1巻〜8巻
横山光輝
秋田書店 1994年




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