2017年4月18日火曜日

読了メモ「仮面の忍者 赤影」横山光輝



読了。

今年の一発目の読了メモでも読んでましたけど
たまには漫画も読みます。

赤影というとやはり実写版のあの印象が強くて
そうかぁ漫画だったんだよなぁという感がいまさらですがあります。

横山光輝の漫画って硬派というか
男の子の冒険活劇っぽいのが多いですよね。
「鉄人28号」や「ジャイアントロボ」、
「バビル2世」、そして三国志などの歴史物などもしかりで
ちゃらちゃらした感じや、それこそ可愛い女の子が出てきて
お色気むんむんみたいのは微塵もない。
女の子が出て来る横山光輝の漫画というと
「魔法使いサリー」がそうですけど、あれはあれで「硬派」だと思います。

赤影のほかに登場する忍者は、テレビの金子吉延とは全然違う青影や
大凧を操る白影の他に、紅影、黒影など飛騨の影一族が揃うのですけど、
赤影も含めて、みんなめちゃくちゃ強いというわけでもない。
敵役の「金目教」と「うつぼ忍群」という甲賀の一族からは
ともに特殊能力を持った忍者や怪物が次々襲いかかってきて、
赤影達は怪我はするし、相手を取り逃すし、
寝込んでしまったりもして人間くさいところもあり、
テレビのような華々しいヒーローというわけでは必ずしもなく
読んでいて大丈夫かなとヒヤヒヤする場面もあったりで楽しめます。
もちろん、最後には敵を殲滅して、木下藤吉郎に褒められ
はてはそれが織田信長の戦果につながるという歴史的な背景もばっちりです。


では、お約束ではありますが、やっぱりこの曲は外せませんね。
Youtubeから忍者マーチをどうぞ。



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仮面の忍者 赤影 全3巻
横山光輝
秋田書店 1987年






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