読了。
"親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。"
で、はじまるお馴染みの小説です。
何年ぶりに読んだのかなぁ。
おそらく中学生の頃に読んだその時以来だと思うので
かれこれ、四十年ぶりかなw
そこで、皆さんも読んだことがあると思いますので問題です!
下記の登場人物について、坊っちゃんがつけた
渾名を当ててみてください。
さて、何人言い当てることができるかな。。。。
校長:
教頭(文士):
数学主任:
英語:
画学:
遠山のお嬢さん:
あと、坊っちゃんが慕っていたお清という下女がいましたね。
もう中学生の頃に読んだ時の印象は忘れてしまったけれど
今になって再読しても、想定通りに痛快ですね。
べらんめえ調で捲し立ててくるので
すっかり江戸落語を聞いてるような錯覚に陥ります。
テンポもよいし、すいすいとページが進みます。
また、四国は愛媛の「ぞなもし」という方言が
何度も出てきて、短気な坊っちゃんとのやりとりが
可笑しくてたまらないです。
でも、そのうち「ぞなもし」という方言にも
読んでる方も慣れてきたのか、
とても優しい雰囲気につつまれる感じになります。
そんな中で、月給をあげてくれるという話を
坊っちゃんが断るというところで、下宿のお婆ちゃんが
そんなことを言っちゃいかん云々と諭す場面があるのです。
ここがですね〜、昔の自分とちょっと重なる記憶があって、
なんかとても印象深い場面なのですよ。
ふんふん、自分も若かったなぁ〜なんてね。
表紙のモデルは大島優子さんですが、
自分の描く坊っちゃんの作品イメージとは
ちょっと違うかな。
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坊っちゃん
夏目漱石
ぶんか社 2009年
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