現実の事件や著者の身近で起きた実話に基づくエッセイなのだが、
そのどれもが際どいリアルなテーマ。
貧困、中絶、カルト、変死体、不幸のメール......
その現実のつらさだけでなく、
ふと心の片隅にわいた視点での切り込みも面白い。
その中で、介護についての見方の切り替え方や、
無意味な世界を捉える考え方などは、なるほどと思わせる。
話題は、若貴兄弟にまでおよぶが、
全編を通して浮き出るのは「自我」という言葉かもしれない。
人間、自我にどう向き合うか、
相手の我にはどう接すればよいか、
なかなか答えが得られるものではないように思う。
そのどれもが際どいリアルなテーマ。
貧困、中絶、カルト、変死体、不幸のメール......
その現実のつらさだけでなく、
ふと心の片隅にわいた視点での切り込みも面白い。
その中で、介護についての見方の切り替え方や、
無意味な世界を捉える考え方などは、なるほどと思わせる。
話題は、若貴兄弟にまでおよぶが、
全編を通して浮き出るのは「自我」という言葉かもしれない。
人間、自我にどう向き合うか、
相手の我にはどう接すればよいか、
なかなか答えが得られるものではないように思う。