39通からなる手紙エッセイ。
タイトルや装丁から、Love Loveな話かなと思ってたら違う。
詩人である著者は、言葉をとても大事にしていることがわかる。
そして、自然、絵本、音楽のことも。
人生や大切にしたいものへの愛を綴っていたのかも。
以前に詩人のエッセイを読んだ時もそうだったが、散文の行間がよい。
言葉では言い表せない世界がそこに奥深く広がる感じがする。
そんな中で、記憶と疎開についての文章がよかったので紹介する。
「記憶は、過去のものではない。
それは、すでに過ぎ去ったもののことではなく、
むしろ過ぎ去らなかったもののことだ。」
そして戦争で親もとを離れた小癪な子供だった頃を振り返り
「わたしが子どもだったとき、
厳しかったのは時代であり、優しかったのは季節でした」
実を言うと最も好きなのは14番目の手紙で
「微笑みについて」なのだが、それについては書かない。
タイトルや装丁から、Love Loveな話かなと思ってたら違う。
詩人である著者は、言葉をとても大事にしていることがわかる。
そして、自然、絵本、音楽のことも。
人生や大切にしたいものへの愛を綴っていたのかも。
以前に詩人のエッセイを読んだ時もそうだったが、散文の行間がよい。
言葉では言い表せない世界がそこに奥深く広がる感じがする。
そんな中で、記憶と疎開についての文章がよかったので紹介する。
「記憶は、過去のものではない。
それは、すでに過ぎ去ったもののことではなく、
むしろ過ぎ去らなかったもののことだ。」
そして戦争で親もとを離れた小癪な子供だった頃を振り返り
「わたしが子どもだったとき、
厳しかったのは時代であり、優しかったのは季節でした」
実を言うと最も好きなのは14番目の手紙で
「微笑みについて」なのだが、それについては書かない。
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