2016年12月24日土曜日
読了メモ「クリスマス・ボックス」リチャード・P・エヴァンス
読了。
早いもので、今年もクリスマスの時期を迎えました。
毎年のことながら、この時期に向けて
街中が光に溢れ、クリスマスの音楽が流れて気持ちも華やぎます。
年の瀬で一年を振り返る時節ということだけでなく、
個人的な話になるけれど、自分のためのような錯覚がいつもあって
センチメンタルな気持ちにひたれる時期です。
そんな時に合わせてクリスマスの本を読みました。
この時期にクリスマスの本を読むなんていつ以来でしょうか。
クリスマス・キャロルを読んだのはいつだったかな。
お話はいたってシンプル。
よけいな思いを巡らす必要はありません。
そのまま読んで心にしみこませてください。
愛する人と過ごす時の大切さを感じることができると思います。
話の舞台は主人公家族が住み込むことになる大きな屋敷と
クリスマス・ボックスのある屋根裏部屋。
鍵になるのは箱の中の手紙、裏庭の天使の像。
もうファンタジー感いっぱいです。
屋敷の主であり、主人公家族を雇っているのは一人の老女。
最初のクリスマスの贈り物は何か。彼女は主人公に問い続けます。
彼は洋服の仕立て販売をしているのですが
あるお客との子供服の仕立ての話、
妻から知らされる老女の持つ聖書のエピソードや
娘との会話、そして箱の中の手紙を通じて
主人公は最後にやっと気づくのです。
最初のクリスマスの贈り物ってなんだと思いますか。
きっとわかると思います。
Merry Christmas....
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クリスマス・ボックス
リチャード・P・エヴァンス
講談社 2001年
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