2022年1月5日水曜日

読了メモ「『原因』と『結果』の法則」ジェームズ・アレン




読了。

2022年最初の読了メモは、自己啓発書です。
自分はあまり自己啓発書は読まない方なのですが
以前、ある先生に勧められて手元においていたものです。
原題は、"AS A MAN THINKETH" です。

本書は1902年に書かれたもので、
一世紀以上にわたるロングセラーの自己啓発本だそうです。
聖書につぐベストセラーとも。本当かな。

読んでいくとわかるのですが、
自信に満ち溢れた書き方で、
人間はこうだ!という言い回しで、ものすごい勢いで迫ってきます。
まぁ、そうじゃないと啓発本なんて書けないですよね。

 私たち人間は、私たちを存在させている法則でもある
 「原因と結果の法則」にしたがい、つねにいるべき場所にいます。
  〜中略〜 
 よって、人生には、偶然という要素はまったく存在しません。
 私たちの人生を構成しているあらゆる要素が、
 けっして誤ることを知らない法則が正確に機能した結果なのです。
 環境に不満を感じていようと、満足していようと、同じことです。(p22)

偶然を真っ向から全否定しているのが本書の肝で、
ここまで断定されてしまうと怖いくらいで
なんか身動きまでとれないような気にもなってしまいます。

後半は、人生の目標に向かう勢いが増していきます。

 人間を目標に向かわせるパワーは、
 「自分はそれを達成できる」
 という信念から生まれます。
 疑いや恐れは、
 その信念にとって最大の敵です。(p52)

もうここまでくると暗示にかかるしかありません。

その他にも、大きな目標が発見できない人は、
目の前にある やるべきことに集中すれば
自己コントロール能力が磨かれるとか、
大きな達成を手にしたとたんに警戒を怠ると落伍者に陥るとか、
次々とたたみかけてきます。

そして最後には、理想を抱くこと、ビジョンをしっかり胸に抱き、
心穏やかにいることが大切だと結んでいます。

ページ数は100頁にも満たない本書です。
熱い問いかけには勇気をもらえます。

新年の一冊目にいかがでしょうか。

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「原因」と「結果」の法則
ジェームズ・アレン 坂本貢一訳
サンマーク出版 2003年



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