日付の書いてある一日一ページに短い詩が載っている。
最初のページが1月1日で、最後のページが12月31日。
読了メモとしているけれど
次の日の詩を読むことを繰り返すので読み終わることがない。
日めくりカレンダーにあるような
格言めいたことが書いてあるわけではない。
詩なので、どこかふわふわしている時もあれば、ズンとくる時もある。
その時の感情や気持ちのかげんによって
全く響かないときもあるが、それはそれで構わないと思う。
来年の同じ日の同じ詩を読む時は
今日とは違った感想をきっといだくのだろう。
詩は同じでも、読み手の環境や
心理状態は1年前とは異なっているのだから。
詩を読む時は、少なくとも2回は読むようにしている。
本書の詩は短いけれど、やはり2回は読む。短いのだから2回くらいは読めと言ってもいい。
朝でも夜でも、少しの時間で構わない。
1分もかからないかもしれない。
それぐらいのゆとりはせめて持ちたいものだ。
そして、読まない日があってもいい。1年後に読めばいいのだから。
ところで、この本を読了する時ってどういう時なのだろうか。
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詩めくり
谷川俊太郎
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