2016年5月15日日曜日
川端康成とJimmyとZine
本日は異なる三つのイベントを拝見してきました。
まずは、東京ステーションギャラリーで開催の
「川端康成コレクション 伝統とモダニズム」
今更ながら、川端康成って最近の人なんですよね。
文豪というイメージや和服姿のモノクロ写真を見ているせいか
遠い明治時代の人と勘違いしそうになる。
展示の中で、TV–CM用に撮影されたビデオが流されていたり
映画「伊豆の踊子」を演じる吉永小百合との写真など
川端康成をもっと身近に感じさせる展示がありました。
ノーベル文学賞のメダルや賞状もありましたよ。これも必見です。
一方で、熱き想いを寄せた恋人である初代さんへのラブレターは
実際に読むこともできて、これはこれで自分の中での
川端康成像が変わっていきました。
2番目は、箱崎のギャラリーでの
「I Love Jimmy!(ジミーに首ったけ♪)写真展2016」
ジミーは「地味」のこと。
野ざらしの廃車や雨ざらしのポスト、夕陽を背にした有刺鉄線、
赤錆びた線路やペンキの剥げた壁などなど。
とても鮮やかとは言えない写真ばかりですが、
無言のメッセージがじわじわきそうなものばかりです。
総じてインパクトが強かったりで、やや食傷気味になるかもしれませんが
枚数も相当あって見ごたえがありました。
その中でも広い部屋か倉庫のようなところあった
前輪の壊れた自転車の写真が自分の印象に残っています。
こういう写真をみると写真をまた撮りに行きたくなりますね。
最後は、都立大学駅近くでのZineのイベント。
「MOUNT ZINE 11」
今日15日までの開催で、次はアメリカで開催してまた帰ってくるそうです。
こちらで活動されている方とは、小田原での本のイベントで知り合って
いつか会場に伺ってみたいと思っていたのでした。
ご挨拶の後、いろいろなZineをみてみると、フォトブックみたいなものも多く
もしかして自分でも作れるかな?なんて淡い期待を抱いたり。。。
すでに台湾などとZineを通じた交流をしているとかで
次はアメリカのポートランドでと聞いてなんとも素晴らしい限りです。
で、今回は読み物系と詩集のZineを2冊いただいてきました。
と、この週末も行き当たりばったりながら
なかなか中身が濃かったのでした。
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