2014年8月30日土曜日

あじさい

季節外れで、モノクロで、ぼんやりし過ぎてる。
はて、何色だったっけか。。。

フイルムだと、撮りためて現像に出してしまうので、
いつどこで撮ったのか忘れちゃう。
露出や絞りとかも本当はメモっといた方がいいんだけど。


あじさい

2014年8月27日水曜日

げろりん

全てが一人称で語られるショートストーリー。
んが、下品です。小学生の下ネタに近い。
皮肉ったり、建前と本音の世界を笑っている。

原宿に原発ができて老化遺伝子抑制薬で
300歳まで生きる世界でゲロを吐く話とか、
大切な場面で緊張してお腹を下す話を平気で書く。
お金は人間がたくさん暮らしているところでしか
通用しない幻想の産物とか、胡散臭いテレビが好き
と言って、うわべだけ体裁を整えるようなくだらない真似はよせという。

比較的普通な話なのに、この本の中では異色な
遠洋漁業というバンドが東欧を廻る話では、
子供たちのように感じたままの心で叫ぶことが必要だという。

最後には詩もいくつかある。
で、最後まで下品です。
ゴキブリもでてきます。


2014年8月24日日曜日

ホント素晴らしいイベントでした。

6月に開催されたブックカーニバル in カマクラの打ち上げの時の写真です。
お酒もはいってご機嫌な調子で挨拶してますw

昨年初めて参加させていただいて、今年は2回目。
とても楽しくて、ホントに素晴らしいイベントでした。
荘田さんはじめ関係者の皆さんの事前準備や
地元との調整などは本当に大変だったと思います。
ありがとうございました。
また、ご一緒させていただいた店舗の皆さんや
会場に足を運んでいただいて、本を手にしていただいた皆さんにも
感謝の気持ちでいっぱいです。

また、機会がありましたらご一緒させてください。



ロウソクの科学

19世紀後半の著者の講義内容に基づくもので、
いくつもの実験を織り交ぜながらの解説がされている。

多少の挿し絵は入っているものの、
やっぱりこの手の内容は古今東西を問わず実験を観ながらの方が面白いが、
助手のアンダーソン君が一生懸命手伝っているのもわかって
それはそれで微笑ましい。

ロウソクの燃焼や製法などの話だけかと思っていたら、
水や大気の成分とその性質、はては人間の呼吸にまで話は広がり、
自然科学に対する広い知識と啓蒙を促す内容。

訳文による語り口が英国執事を思わせるような丁寧ぶりで、
それがかえってファラデーの長い苦労を偲ばせる気もする。

しかし、化学は苦手だったんだよね、自分w


2014年8月22日金曜日

妖怪個展「お化け本棚」


こんな古本屋があったら、飽きずに行くのに。
って、今でもよく行ってるかw







2014年8月21日木曜日

小商いのすすめ

タイトルのイメージからするような実務書でもビジネス書でもない。
しいてあげれば、経済学っぽさを醸す時評、思考論とでもいうのかな。

戦後の貧しかったけれど幸福な時代を経て、
今は人口減少を迎え、日本の拡大均衡路線は修正を迫られてる。
そして、震災と原発事故があったことで、
これまでの延長線上の思考で物事は考えられないことがよりはっきりしたと。

自分に何ができるか、どんなことで貢献できるかわからないが、
「いま・ここ」に生きることに人間として責任を持つという考え方には共感。
実は読んでるうちに、先日読み終えた「モモ」に通じるものも感じた。


2014年8月19日火曜日

LAMY for beginners


たまたま見つけたLAMY。
ビギナー向けと箱に書いてあるが、
そのものは、ずばり for Kids

万年筆はなかなか使い慣れないたちなので
まぁ、自分にとっては、まずはこのあたりからでいいかなと。
案外、この1本が長持ちしたりなんかして。



2014年8月18日月曜日

モモ

夏休みの課題図書!

なんて、ふざけてる場合ではない。
小学校5〜6年以上向きとあるが、
大人にこそ読んで欲しい児童文学。

人の心に大事なものはなにかを終始問い、
同じ働くにも愛情を持って働きたいという気にさせてくれる。
灰色になってはいかん。

話が後半に進むにつれてテンポアップしていく
ストーリー展開は、エンタテインメント感も満載で
引き込まれるように一気に読み上げてしまった。

薄っぺらい自己啓発本なんか読むよりはるかに良いぞ。

2014年8月17日日曜日

Tyrannosaurus

今夏も恐竜のイベントがあったが、
今後、コンベンションホールなどで開催される
恐竜イベントには、行くのをもうやめようかと思っている。

正直言って、科博の常設展示に行った方がはるかによい。

子供がいっぱいで混んでいるとか、いい大人がとかそういうわけではない。
自分は、単純に、地球上にかつて存在した生物の証を垣間みたいだけなのだ。

最近の展示は、骨格標本よりも、精巧な立体復元像に力を入れる傾向にある。
それはそれでまだよいのだが、最悪なのは
それを機械的に動かして見せることに多くのスペースを割き、
あげくの果てには恐竜ロボットの動く仕組みについての解説展示が始まってしまう。

今回の展示でも一番の目玉は、
全身骨格標本よりも遥かに巨大な動くティラノサウルスだった。
アミューズメントパークのアトラクションに来たつもりはないし、
動く恐竜がみたければ、それこそジュラシックパークという
映画を観ればいいではないかと思う。あっちの方がはるかに臨場感がある。

ちなみに、ここ最近では、2011年の科博で特別展示された
ティラノサウルスとトリケラトプスがよかった。

恐竜を観たくなったら今度は科博に行こう。


Tyrannosaurus

2014年8月16日土曜日

西荻窪界隈

荻窪のアルカフェに、
ミヤビんさん、ぶぶさん、ねじれ商会などなどの
ライブを聴きにいったわけですが、
荻窪入りを少し早めて、隣駅の西荻窪に足を伸ばして
古本屋巡りをしてきました。

西荻は多いですね。古本屋。
立ち寄ってみただけで6軒、
で、それぞれがとっても個性的。
ずっと探していた本が3冊もみつかったりもして
大変嬉しゅうございました。

しょっちゅう行けるところではないけれど
何かの折りには立ち寄ってみたい街になりました。


2014年8月15日金曜日

半年前

暑さ厳しいこのお盆の真夏にあって、
わずか6ヶ月前、同じこの砂浜がどんな状態だったか
なんて誰も思わないですね。

これ撮りに行ったのは夜明けでメチャクチャ寒くて、
靴に雪がしみて冷たかったな〜

半年前

グレンミラー物語


この映画は子供の頃にみた。
随所に演奏されるジャズが、子供心にも印象に残ったのを今でも憶えている。

それを、鵠沼のシネコヤさんで観ることができた。
結末は知ってはいたけれど、
最後、あふれる涙をこらえることはできませんでした。

こういう昔のいい映画を上映してくれるシネコヤさんに感謝です。
これからもいい映画を観せてください。



で、この曲を最後に。。。。

2014年8月14日木曜日

人は成熟するにつれて若くなる

エッセイと詩。
本のタイトルや装丁をみると爺なイメージを持つかもしれないが、
とにかく詩がとってもいい。

老年に秋を重ねてもう一度跳躍するんだという「八月の終わり」とか、
死を追い払うことを説き、心臓の鼓動が衰えても
微笑む人は老いてないという「老いてゆく中で」などは心を打つのです。
ところどころにある著者の凛々しいポートレート写真もかっこいい。

こういうエッセイや詩を読む年齢になってきたからなのかもしれないが、
年を重ねることはとっても深いのであると痛感した本。

2014年8月13日水曜日

カメラカバー

TABAさんに頼んでたカメラカバーが仕上がりました。
出張から帰ってきたら届いてたので嬉しい。
明日から夏休みなので、早速カメラ持ち歩くのに使っちゃおう。

仕事も夏休み前に出張で一つの山をこなしたので
開放感満載です。

でもあっと言う間に夏休みは終っちゃうんだよな〜



2014年8月12日火曜日

最近、すっかり


デジカメの出番がなくなってきています。

追い打ちをかけるように、このしまつ。。。
全部使い切るのはいつになることやら。


2014年8月10日日曜日

青春と変態

天気の荒れてる週末に一気読み。

底辺に流れてるのは「覗き」。
特に前半のリアリティ満載で伏せ字も何もない記述には圧倒。
でもここを通らずして後半のスキー場での
恋の駆け引き的な展開への没入はありえない。

青春っていうと、誰の奥底にも変態的なものが
潜在しているんだろうなと思わせる小説。
実際に覗きをしたとかしないとかいう話ぢゃなくて。

日記形式なので実話かと思わせるレトリックで、
まさに日記を覗き読みしているかのような感覚になるかもしれない。
変態でないと自負する貴方にお勧めします。

2014年8月7日木曜日

図書室の海

著者 : 恩田陸
新潮社
発売日 : 2002-02-22
短編小説10編。どれも陰のある話ばかり。
引きずり込まれ感いっぱいで、どれも予告編みたいな感じ。
デジャブがキーワードの話があったが、
「ピクニックの準備」を読んだ時、
自分もデジャブに見舞われた。
確か、どこかで読んだ気がするんだけど思い出せない。

好きだったのは「オデュッセイア」と「睡蓮」かな。
ココロコには是非一度行ってみたいと思う。
睡蓮は、鬱な感じがどよんとしてるのがたまらない。
でも綺麗な花が咲くんだよね。


2014年8月4日月曜日

The Straw Hat

こんなところに置き忘れるわけはないので、
風に吹かれてどこかから飛んできたのを
誰かが拾って載っけておいたんでしょうね。
サイズ的には子供用だと思います。


 母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
 ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
 谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。

で、始まる西条八十の ぼくの帽子 って詩を思い出しました。
どこかでめぐり会えたら読もうかな。あれ。

ASAHI PENTAX MV1

The Straw Hat

2014年8月3日日曜日

宮沢賢治

短編17、詩が10、そして歌が2つ。

子供の頃に読んだ作品がいくつもあって、
個人的には「どんぐりと山猫」「よだかの星」が懐かしかった。
童話には擬人化された動物がよくでてきますが、
読むと意外に生々しい話だったりします。
ちなみに本書には「銀河鉄道の夜」は入っていません。

詩では「永訣の朝」がやっぱりじ〜んと心に染みました。
この詩は中学生の頃に読んだことをはっきり憶えており、
特に( )でくくられた部分を音読した時の記憶が今でも残っています。