2014年8月14日木曜日

人は成熟するにつれて若くなる

エッセイと詩。
本のタイトルや装丁をみると爺なイメージを持つかもしれないが、
とにかく詩がとってもいい。

老年に秋を重ねてもう一度跳躍するんだという「八月の終わり」とか、
死を追い払うことを説き、心臓の鼓動が衰えても
微笑む人は老いてないという「老いてゆく中で」などは心を打つのです。
ところどころにある著者の凛々しいポートレート写真もかっこいい。

こういうエッセイや詩を読む年齢になってきたからなのかもしれないが、
年を重ねることはとっても深いのであると痛感した本。

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