週刊明星に連載されたコラム。
最初のうちは、「教師を内心バカにすべし」
「友人を裏切るべし」 「女には暴力を用いるべし」
なんてのが出てくるが、後半はやや哲学チックになる。
昭和30年代にしては過激なタイトルが並び、
どんな論戦かと思って読むと、意外にもくだけてて
著者のお茶目な一面が覗けて面白い。
剛健な固いイメージを著者に持っていたけど、ここでは全然違う。
それでも、切れ味ある言い回しがいっぱい。
「少年期の特徴は残酷...(中略)...やさしさというものは、
大人のずるさと一緒にしか成長しない」
「陰性の己惚れ屋が嫌い」
「他人の不幸を平気で見ていられる程に強い」とか。
また、「やっちゃえ!やっちゃえ!」を
「殺っちゃえ!殺っちゃえ!」と書きつつ明るく読ませるのもさすが。
なかでも、唸ってしまったのは、次のくだり。
フランス革命のマリーアントワネットの失言を引き合いに出し、
「人間の意志のはたらかないところで起きる小さなまちがいが、
やがては人間とその一生を支配するというふしぎは、
本当は悪や罪や不道徳よりも、本質的におそろしい問題なのであります。」
だそうです。
最初のうちは、「教師を内心バカにすべし」
「友人を裏切るべし」 「女には暴力を用いるべし」
なんてのが出てくるが、後半はやや哲学チックになる。
昭和30年代にしては過激なタイトルが並び、
どんな論戦かと思って読むと、意外にもくだけてて
著者のお茶目な一面が覗けて面白い。
剛健な固いイメージを著者に持っていたけど、ここでは全然違う。
それでも、切れ味ある言い回しがいっぱい。
「少年期の特徴は残酷...(中略)...やさしさというものは、
大人のずるさと一緒にしか成長しない」
「陰性の己惚れ屋が嫌い」
「他人の不幸を平気で見ていられる程に強い」とか。
また、「やっちゃえ!やっちゃえ!」を
「殺っちゃえ!殺っちゃえ!」と書きつつ明るく読ませるのもさすが。
なかでも、唸ってしまったのは、次のくだり。
フランス革命のマリーアントワネットの失言を引き合いに出し、
「人間の意志のはたらかないところで起きる小さなまちがいが、
やがては人間とその一生を支配するというふしぎは、
本当は悪や罪や不道徳よりも、本質的におそろしい問題なのであります。」
だそうです。
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