読了。
CDではありません。みゆきさんの小説です。
7つの短編がおさめられています。
帯には連作長編小説とありました。
そういえば、他のお話のオマージュみたいなものが
ところどころにあったので、絶妙なところで
すべての話はつながっていたのかもしれません。
また、全体が収斂されて最後の一編が出来上がっているとも言えます。
ただ、個人的には、そんなに束ねてしまうことはできないほど
一つ一つの話は濃いと思いますし、
小説なのに比重の大きい物質のように感じました。
鋭利なナイフというよりも、
鈍い鉈の刃でずぶっと押し込まれるような感覚があって、
それでいて、見えない壁にぶち当たるような硬い感触もあります。
どうもうまく言えないのですが、
中島みゆきワールドなんでしょうか。
もちろん、読後には歌も聴きました。
おときさんが歌ってヒットしたこの曲ですが、
みゆきさんの声で聞くとこの小説の読後感が
さらに奥深く広がってしみこんできて浸ることがきます。
是非ここは、みゆきさんの声で聞いてほしいです。
ちなみに、最後以外のお話のタイトルには
すべて鳥の名前がついています。
人は昔、鳥だったのかもしれないから.....ですね。
確か、実家にみゆきさんのCDがあったな。
今度、探しに行こう。
確か、実家にみゆきさんのCDがあったな。
今度、探しに行こう。
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この空を飛べたら
中島みゆき
新潮社 1991年
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